普通の椅子

【アームチェア】

アームチェア(Armchair)は様々なデザインの物が市販されていますので、実用性だけではなくインテリアとしても価値があり、 デザイナーズマンションや拘りの注文住宅に住んでいる人なんかはとても力を入れて選んでいる部分です。 使いやすさだけではなくデザインも重視されるのは、これひとつだけでも大きな存在感を放つ家具であることが理由になります。 一部屋に10や20も並べなくても、たった1脚だけで部屋の印象を変えてしまう程なのは存在感だけではなくサイズも大きいからで、 立派な肘掛も付いているのでどっしりと構えているようにも見えるのです。 これが貧弱だとその部屋がスカスカで貧相に見えてしまいますが、巨大なアームチェアが鎮座していればまるで貴族の住まう部屋にも見えてきます。 なのでデザイナーズマンションではどこの階にも大きなアームチェアのあるお部屋がありそうですし、お金をかけることにも納得していらっしゃります。 アームチェアは屋外ではあまり使われず、近所の公園を犬の散歩でふらついた時に疲れたから座りたいな、といった場合に発見されることはまずなく、 どうしてもこれに腰を下ろしたければ展示されているショップまで行くか、所有者を探してその家まで押しかけるしか手はありません。

【イージーチェア】

寛げるイスならアームチェアよりもイージーチェアが適しており、これは安楽イスと賞賛を込めて呼ばれることもあるほど楽な姿勢でいられる一人用のイスです。 狭くもなくて背もたれと肘掛もあるので優雅な座り方をすることができるため、膝の上にペットの小型犬やペルシャネコを乗せて 頭や身体を撫で回すのにも向いているから、早朝にわんちゃんのお散歩を欠かさない愛犬家のいるご家庭なら所有している確率はそこそこ高いのではないでしょうか。 さすがに大型犬や中型犬だと長時間膝に乗せるのは苦痛となりますが、ちわわなど体重が数キロのペットならイージーチェアに座りながら相手をするのは容易いです。 とは言っても軽さだけを基準にしてはいけなく、どんなに軽くても爬虫類や両生類のペットだとあまり飼い主に懐かないので、 どのようなイスに座ろうが膝の上に乗せて愛でる事は避けたほうがいいでしょう。 落ち着けるイージーチェアに座っているからきっと大丈夫、ヤモリを膝の上で遊ばせてみよう、と試してみると、だいたい3分以内には そこから脱走して勝手に床を歩き回ることになり、ひょっとしたらそのまま行方不明になってしまうかもしれませんのでヤモリはやめておきましょう。 見つからなくなっても犬や猫ならすぐに発見できますし、「散歩にいくよー」と合図を送れば犬ならすぐに飼い主の下へ駆け寄ってくるでしょう。 ネコでもお腹が空けば姿を現しますが、ヤモリだとそう単純にはいかないのです。

【ワークチェア】

リラックスさせてもらえるイスということではないのですが、ワークチェアは何時間座り続けても体が疲労しないように設計されているので それなりに座り心地のいい形状をしており快適です。 座りながら何時間も作業を継続する場合ににはこのチェアに腰を下ろして下さい、そういうコンセプトで作られているので、 事務仕事やパソコンを使ってのデスクワークなんかに最適なイスでしょう。 パソコンを使ってお仕事をする人だけでなく、趣味でネットサーフィンをする時間やネットオークションをする時間の多い方もワークチェアの使用率は高いです。 机と向き合って何かをするのならアームチェアやイージーチェアではなく、機能性を重視したワークチェアの方が身体への負担も少なくなるのです。 デザインよりも機能性を優先しているので、価格が上がればそれだけ長い時間着席し続けられる、そう思っておけばいいでしょう。 これが他のタイプのイスだと、金額が上がったらデザインがよりエレガントになったり贅沢な材質を仕様したりと外見だけが向上するケースが多いのですが、 ワークチェアの場合は金額と機能性が比例してるのが特徴です。 個人宅ではデスクとセットで1組から2組しか所有されませんが、事務員の多いオフィスでは人員分同じワークチェアが揃っている、 おまけに予備がもう2つある、なんてことも考えられるほど多数出回っています。

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